3/24(日)に「忘れる」というテーマで哲学カフェを行いました。
簡単ですが記録をまとめておきます。
まず、最近何かを忘れた経験から話は始まりました。
それから、どういう経験なら「忘れない」のかについて考えてみました。
・修学旅行の思い出など、みんなで経験したものなら忘れない
・人生を左右する経験は忘れない
・よく話題に出るようなことは忘れない
などの意見が出ました。
次に、忘れてもいいこと、忘れた方がいいことはあるかという話題になりました。
ここでは、次のような意見が出ました。
・テニスの試合中にミスショットをした場合、ミスを引きずってしまうので試合中は忘れ た方がいい。でも試合が終わったらそのミスを教訓にできるから忘れない方がいい。
・恥ずかしい経験は忘れたい。
・車で事故をした時は、恐怖で車が乗れなくなるので、恐怖自体は忘れたい。
これらの例を少し一般化して考えると、「過去の出来事を思い出すことで、これからの行動に悪影響を与えるような場合」は「忘れた方がいい」、「過去の出来事を教訓にできるようなこと」は「忘れない方がいい」ということになりそうです。
その他に進行役が気になったのは、「ここまで出ているんだけど思い出せない」という状態がどういう状態なのか、逆に「何か忘れている気がする」というときはどういう状態なのか、ということです。忘れっぽい進行役は、どちらもよく経験するので。
今回のテーマは、震災から2年ということもあり選びました。
今日考えたことを当てはめると、特に被災地の人にとって、震災は「共同の経験」であり「人生を左右する経験」であるので、「忘れない経験」になるはずです。
その中で、「忘れた方がいいこと」、「忘れない方がいいこと」はあるのでしょうか。
あるとすれば何なのでしょうか。
みなさんはどう思いますか。
やまもと